人生に対する直感

「この世に迷い込んだ異星人」

人生に対する直感を率直に言い表すなら、このように表現できる。自分のことを宇宙人だと思っているわけではない。ただ、自分がこの世に生まれ生きているということを単に思う時、そう思わずにはいられない。

私はもともとこの世界の住人ではなかった。きっとどこの住人でもなかっただろう。数十年前までは確かに存在していなかったのに、ある時ある瞬間からこの世に生まれ存在することになったこの存在、これは一体何なのだろうか。

まるで記憶を失い見知らぬ星へと不時着した異星人かのように、気づけば私はこの世界で暮らすことを余儀なくされている。私は自らそれを望み選んだわけではない。しかし、それがさも当然の様に私は今この場所この瞬間にこの世界で生きている。

自分が生まれ生きているということ、この世界が存在し、あらゆる出来事が起きていること、そのどれもが不思議に思えてならない。目の当たりにしている現実をなんと捉えたらよいのか。そうした奇妙さが私の奥底で燻り続けている。