この世に生まれ生きてはいるけれども、私には欲望のようなものがあまりない。大してやりたいことも成りたいものも見当たらず、成し遂げたいような物事も特にない。それに加えて、在宅で仕事をしているためかほぼ誰とも会わず日々暮らしている。
とはいえ廃人のように暮らしているわけでもなく、食事は3回摂り、歯を磨き、風呂に入り、掃除や洗濯も欠かさずこなしている。別に何をするわけでもないが、ただ同じ日々が淡々と過ぎ去っていく。
こうした日々を繋ぎ止めているのは、自然と備わっている基本的な欲求と、たまたま生まれ持った几帳面な性格であって、それらによって何とか生活が支えられている。
なんとか欲求はあるけれども欲望はない。自分を駆り立てるものはないけれど身を崩すこともない、そんな状態である。
大抵きちんと生きていくには夢や目標が重要で、それなりに欲望がないと一般的な意味での成功も成長も見込めないわけだが、私には欲望が見当たらない。これは困ったものだが、見当たらないからしょうがない。
だから、とりあえず自立した健やかな暮らしを送れると良いなと思っている。